2012年4月11日

日常生活での感染予防まとめ


化学療法は悪性細胞を殺すと同時に正常な細胞にもダメージを与えます。私の最初の入院でも、白血球を始めとして各血球が下がりました。数値は時間とともにある程度回復していきましたが、それでも基準値と比べるとかなり低い状態で退院となりました。

そうなると免疫力が低くなり、健康な人なら問題ない細菌やウイルスにも感染してしまう可能性があります。そこで、退院後も日常生活の中で感染に対する予防対策をとる必要があります。

そこで今回は私がやっていた(やっている)感染予防について紹介します。

基本中の基本:手洗い・うがい

これはどんな人にも当てはまることですね。特に外から帰ってきたときは必ずします。

感染する経路として手から口に入るパターンは多いですから、手洗いは頻繁に行い清潔にしておくべきです。外から帰ってきたときは、アルコール消毒をするとなお良いです。

うがいも忘れずに。イソジンなどのうがい薬を使えば殺菌効果もあります。特に寝てる間は口の中の細菌が増えやすいので、寝る前と起きた直後はしっかりうがいをします。

飲食物について

口からの感染は感染経路の主な経路となるので、当然飲食物には要注意です。

生もの禁止

処理されていない生のものには、いろいろな細菌が付いています。健康な人では問題なくても、免疫力が低い状態では感染の恐れがあります。

なので野菜などを生のまま食べるのは原則禁止です。肉もレアやミディアムはやめたほうがいいと思います。おかげでもう1年以上寿司を食べてません。

よく洗い、火を入れる

とはいえ野菜を食べないというのは栄養上よろしくありません。そこで調理の際の処理に気をつけます。

食材はよく洗い、細菌を洗い落とす。そして火を入れて熱で殺菌する。これが大事です。

調理器具も清潔に

まな板や包丁など、食材に触れるものも清潔にしましょう。

大皿料理を取るときは口につける箸を使わない

大皿料理や鍋に口をつける箸を使うと、箸を介して菌が伝染する恐れがあるためそれは避けます。それぞれの取り皿を用意して、取り分け専用の箸を使います。

外食は清潔なところで

外食は別に禁止されていませんが、もちろん生ものはダメです。あとは清潔なお店にしましょう。私は結局ほとんど行かなかったなあ。。

その他

料理については母にお世話になりました。制限があって大変だと思うけど、毎度毎度ありがとう。

世の中にはいろんな料理があって、これはいいんだろうかというものが出てきます。その場合、私は悩んだらやめておく、というスタンスをとっています。食べられなくても死にはしませんし、感染症のリスクに挑戦してもしようがないですから。

大活躍のペーパータオル


上の方でも言っていますが、手から口への経路で感染はよくあるので、手拭きタオルの共有を避けたいということになりました。

そこで登場したのがペーパータオルです。その名の通り紙のタオルです。ティッシュペーパーと比べて厚みがあり、しっかりしていて破れにくい紙でできています。使い切りなので常に清潔に保てます。

他の家族は普通のタオルを使っていますが、私だけペーパータオルを使っています。台所、洗面所、トイレに置いてます。使ってはゴミ箱にポイで環境にはよくないですが、背に腹は代えられぬということで。

お風呂は一番風呂

お風呂はいつも一番風呂に入っていました。お風呂のお湯やシャワーは口に入りやすいですから、できるだけきれいな状態で入りたいということで家族に協力してもらいました。

外出時の注意

屋外に出てはいけないわけではありません。ただし注意点がいくらかあります。

まず人混みを避けるということ。人が多ければそれだけウイルスを持った人がいる可能性が高くなります。

あとは、マスクをするということ。これは基本ですね。私も外出時は原則マスクをするようにしています。

最後に

私が実践した主な感染予防はこんなところです。

いろいろありますが、潔癖症のように完璧にする必要はありません。それで生活の質が落ちてしまうとあまりうれしくありません。感染する経路はだいたい決まっているので、そこさえ気をつけていればそんなに神経質になる必要はありません。

それに最初は面倒でも、少しずつ慣れて無意識で動けるようになります。

また、ずっとこういう生活というわけではなく、免疫力がある程度以上戻れば通常の生活に戻れます。いいかどうかは医師に聞いてくださいね。

ちなみにこれらの感染予防については病院で勧められた次の本を参考にしています。より詳しいことが書いてあります。

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