2012年2月25日

【1-8】入院前までの病状の推移

こんにちは。

今の章では発覚から最初の入院の前までのおよそ4か月のことを書いています。今回はその期間の病状の経過がどうなったのかを書いていきます。

体調は良好

貧血状態が強いため、基本的には大人しくしており、そのおかげか大きな問題なく過ごしていました。

最初に血液内科を受診したときは肺炎にかかっていましたが、その後は他の病気にかかることはありませんでした。

血液検査結果の推移

白血病や骨髄異形成症候群において、まず注目する基本の項目は次の4つです。
  • 白血球(WBC)
  • ヘモグロビン(HGB)
  • 血小板(PLT)
  • 芽球(Blast)
上3つは正常な造血がどの程度なされているかの判断になります。芽球は腫瘍細胞そのものなので、多かったり、増え続けたりすると良くないわけです。

では、この章の期間での数値の推移を見ていきましょう。横軸の日付を隠してしまっているので分かりにくくなってますがご容赦ください。

白血球(WBC)

最初の数値は肺炎が影響したのかもしれません。基準値に出たり入ったりしてますが、そこそこ安定してます。

ヘモグロビン(HGB)

低いところで上がって下がってを繰り返しています。基本的にほっとくとどんどん下がっていきます。6を切りそうなあたりで輸血をして、7ちょっとくらいまで上がります。3~4週間に1回輸血してました。

基準値と比べると相当低いですが、大人しくしていればその状態にも慣れました。ただ、6の前半くらいになるとかなり体が重くなって自分でも分かりました。

血小板(PLT)

ヘモグロビン以上に低いです。血が止まりにくい状態なのでケガには気をつけていました。

芽球(Blast)

この数値が一番注目すべきものです。健康な人は検出されません。1桁くらいで維持されて欲しかったのですが、終盤に急騰。これが入院へのトリガーになるのです。

そして入院決定

上のグラフで芽球が15%を超えた日、骨髄内の状態を調べるためにマルクを行いました。

数日後、病院から電話があり、骨髄内でも芽球が増加しており、入院するよう言われました。

これまでは骨髄バンクドナーが見つかるまで様子を見ていく方針でしたが、病状が進行してしまったのでそのまま何もしないわけにはいきません。そこで骨髄中の芽球の数を減らす治療をするために入院が必要となったのです。


いよいよ本格的に幕が開けたという感覚とともに、1回目の入院が始まろうとしていました。

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