2017年5月3日

[10-18] 移植後1827日目:移植後5年経過


この日、骨髄移植をして5年が経ちました。

がんの治療では寛解後5年以降は生存率が下がりにくくなるため、5年という期間が完治の目安としてよく使われます。

私が罹った急性骨髄性白血病でも、骨髄移植後の生存率のグラフを見ると、5年以降は水平に近くなっています。白血病には様々な種類があるので一概には言えませんが。

ただ、5年経ったからと言って再発の可能性がゼロになったわけではありません。あくまで目安であって5年以降に再発することはあります。なので通院は続きます。

ざっと振り返り

骨髄移植をして5年、ここまで概ね順調に来ています。

"概ね"と言ったのは、不安になった時期もあったからです。移植後半年くらいの時、腫瘍マーカー検査のWT1の数値がジワジワ上がってきていました。

そこで免疫抑制剤のプログラフの服用が中止されて、それが功を奏したのか次の検査では陰性となりました。

抑制されていた免疫が白血病細胞を抑えたということなのでしょうか。実際のところはよく分かりませんが、それ以降はWT1含めて各項目安定していきました。

血小板の上がりが遅くて、今も基準値下限近くなのですが、安定しているのでこれくらいということなのでしょう。

これから

以下は私の根拠のない推測の一つですが、
  • 一度WT1が上がりかけたということは、白血病細胞がいたということなのでは?
  • プログラフをやめたことで強くなった免疫がそれを抑えた?
  • 抑えたというだけで今いないとは言い切れないのでは?
  • 今もいるとしたら免疫が落ちたらまた出てくるのでは?
…などと考えています。

なので私は再発の可能性を低くするために、免疫力を高く維持できるような生活習慣を心掛けようと思っています。ここまでの理屈に根拠はありませんが、自分が後悔しないためでもあります。

と言っても、私はそんなにきっちりした性格ではないので、できることから少しずつ習慣化していこうと思っています。

というわけで、まずは効果が大きそうな睡眠と運動を優先しています。睡眠はすべての生活習慣の基盤だと思っています。眠かったら何でも効率落ちますからね。運動は言わずもがな。

再発の可能性はいつまで経ってもゼロにはなりません。このことは忘れてはいけませんが、不安には思わないようにしています。気にしすぎてストレスになるのは体によくありません。

忘れず気にしすぎず、無理のない範囲で健康的な生活を送る。これが退院後心掛けてきたことであり、これからも続けていこうと思っています。

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