章の間に何か書けないかなとネタを探したんですが、ネタがあってもどうもタイミングが中途半端だったので、第4章に入っていきます。この章は骨髄移植につながる入院の最初の約1か月。芽球の増加に対処するために化学療法を行った期間についての話となります。
当時の日記
入院1日目
今回の血液検査の結果、Blastが19%、白血球が1万超えてました。というわけで緊急入院が決定。理由としては、
だそうです。
- 移植まで1か月。このまま放っておいたらいい状態で移植ができない。
- 抗がん剤治療で状態を良くもっていくとしたら、今がギリギリのタイミング
今回入院してそのまま移植へ行きます。つまり入院が3週間ほど早くなったということ。
まずやることは前回とほぼ同じ。キロサイドとダウノマイシンによる化学療法。ただ今回は量を半減する。これはきっと時間の関係なのだろう。
突然の入院でいろいろ準備できてないところもあったけど、可能性として頭の隅にあったので、そんなに驚きはなかった。ノートPCのカスタマイズひと通りやっておいてよかった。
正直なところ移植まで何事もなかったほうがよかった。けどこれは受け入れるしかない。ネガティブな方向へは決していかない。自分らしく、それのみ。
散歩納め
入院を告げられたのは昼食前。一度家に戻れないかと聞いてみましたが、答えはNo。家が近ければそれも可能だったんでしょうが、ウチは往復2.5~3時間かかります。その日のうちにいろいろ検査をしておきたいので、帰ることは許されませんでした。と言っても入院にはいろいろ必要ですから、一緒に来ていた母は必要なものを取りに一旦帰りました。
昼食をとったあと、指示された検査まで時間があったので、外を散歩しました。この入院が始まれば、しばらく外へは出れない。だから外の空気を、日の光を噛みしめておこうと思ったのです。その日は天気が良くて、日差しも強く、10分程度歩いただけなのに汗をかいたのを覚えています。
方針
レントゲンや心電図の検査が終わり、入院手続きをして病室へ。今回は最初からセミクリーンルームで、ベッドは前回の入院の時と同じ場所でした。勝手知ったるというやつです。夕方あたり、母が荷物を持って到着。今回の緊急入院の方針、つまり前処置までの治療方針について母と説明を受けました。
予定している治療は、前回と同じダウノマイシンとキロサイドを使った抗がん剤治療。その量は前回の半分ほど。骨髄移植まであと1か月程度なので、抗がん剤を投与して骨髄の状態が回復するまでの時間を考えてその用量となったそうです。
一度経験済みなので、大きな不安はありませんでした。
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