こんにちは。闘病記の続きを書いていきます。この章は、クリーンルームにいた期間を書こうと思っています。ここでは骨髄移植を中心に、その前後およそ1か月の話となります。
当時の日記
入院30日目
体重変わらず、体温微熱。ここのところ微熱続き。検査とかで普通の病棟に行っているのがいけなかったりして。
今日のメニュー
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- 抗生剤(朝夕)
- 強力ネオミノファーゲンシー(朝)
- 胸部・腹部CT
- レントゲン
- マルク
午前中にクリーンルームに移動。それまでのセミクリーンの個室と比べてかなり狭い。天井も低くなっているので、閉塞感がけっこうある。
今までいた部屋より施設がちょっと古いらしい。
そして窓の向こうが建物。これも残念。
この部屋の一番の特徴は、部屋のベッドの頭側の壁からきれいな空気を流して、別の壁へと空気が抜けるようになっているということ。こうすることで、ベッドの頭側が風上になり、空気を清潔に保てる。
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明日から24時間点滴が始まる。面倒ではあるが、行動可能範囲は元から狭いし、そんなに困らないかな。
クリーンルームに移動
この日、骨髄移植に向けてクリーンルームに移動しました。クリーンルームとは、すごく簡単に言ってしまうと、非常に清潔に保った部屋のことです。部屋の中のチリやホコリを極力減らしたり、頻繁かつ入念な掃除を行うことで、部屋をきれいに保ちます。骨髄移植をする前には、抗がん剤と放射線を強力に使います。このとき、白血病細胞とともに正常な白血球も破壊されるため、免疫力がほとんどない状態になってしまいます。
すると、健康な人にとっては何の問題もない細菌やウイルスでも、致命的になりかねません。そのため、骨髄移植前後では、免疫力がある程度回復するまでは、クリーンルームに入る必要があるのです。
第一印象
最初に入った時の印象は、「狭い」でした。常に空気を一定方向に流すためだと思いますが、余分な空間がなく、天井も低かったです。窓の向こうが別の建物のせいもあり、日の光がほとんど入ってこない上、照明が少なかったため、部屋が暗かったです。
設備としては、テレビ、冷蔵庫、キャビネット、トイレ、洗面台など一式そろっています。このあたりはこれまでとあまり変わらず。ただトイレがちょっと古かったです。
クリーンルームの詳しい話は、近いうちに一記事使ってまとめます。(※追記:書きました。→[5-3] 私が入っていたクリーンルームについて紹介)
最後に
総合すると、それまでいたセミクリーンの個室と比べて快適度は下がりました。が、贅沢は言ってられませんし、ずっと入っているわけじゃないし、慣れの問題だなと自分を納得させました。移植まで、あと7日です。
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