2013年5月31日

造血幹細胞を体外で維持する新手法を開発

日々医療は進化しているようで、ブログをサボっている間にも白血病関連のニュースもちょこちょこ出てきています。そんなニュースを遅ればせながら紹介したいと思います。

今回は2013年入ってすぐのニュースです。
慶應義塾大学などの研究グループが血液を造る幹細胞を体外で維持する新手法を開発した。白血病などの治療では造血幹細胞を用いて骨髄移植を行うが、ドナー不足もあって人為的に増殖させる技術が求められてきた。


血球の大元である造血幹細胞。骨髄移植ではドナーからいただく造血幹細胞が命をつなぎます。

このニュースは、そんな造血幹細胞がどうやってエネルギーを産み出しているのかが分かり、体外で長期間維持できる方法を開発したよというニュースです。

その方法を活用すれば、安全に造血幹細胞を増殖できるようになる可能性があるとのこと。これまでも増やす方法はあったけど、無理やりなところがあって、老化やがん化の問題があったそうです。今回の方法は、造血幹細胞の性質を利用した、より自然な方法だという理解でいいのかな?

安全に増やせるようになれば、ドナー不足を補えますし、細胞自体の研究もしやすくなります。iPS細胞で造血幹細胞を作って、それを今回の手法で増やせば、ドナー要らずになりませんかね?

※参照ページ
造血幹細胞を体外で維持する新手法を開発、白血病などの治療法、治療薬に新たな可能性 - QLifePro医療ニュース
慶応大、「造血幹細胞」を体外で安全な増殖と長期間の維持が可能と報告 | 開発・SE | マイナビニュース
つなごう医療 中日メディカルサイト | 造血幹細胞を長く培養 慶大などのチーム、方法を開発

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