がんに対する免疫療法が、iPS細胞を利用することで劇的に変わる可能性が出てきました。免疫・アレルギー科学総合研究センターの研究グループはがん抗原を認識できるT細胞からiPS細胞を作製、さらにこのiPS細胞から抗がん能力をもつ大量のT細胞を取り作り出すことに成功しました。
― がん細胞を殺すT細胞をiPS細胞化し若く元気なT細胞に再生 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所
がん細胞を殺す能力があるT細胞をiPS細胞に戻し、それをT細胞にすると、元のT細胞が持っていたがんへの攻撃能力が残っている。そして、それはiPS細胞から作るので、若くて元気な細胞がたくさんできるという話。
現在の免疫療法では、がんを攻撃するT細胞の数の少なさと寿命の短さがネックとなっていましたが、今回のことを治療に活用できれば、それを解決できるかもしれないとのこと。
個人的に免疫療法には期待しています。元々ヒトに備わっている力を利用するのが一番自然だと思うので。
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