体温が1度変わると免疫力はどれくらい変わるか知っていますか?
今回は体温の重要性を教えてくれる一冊、『体温を上げると健康になる』を紹介します。
この本では、体温と健康の関係を解説し、健康であるために体温を上げる方法を紹介しています。
低体温は万病の元
健康な人の平熱は36.5度~37.1度だそうです。ちなみに私は毎朝体温を計っていますが、最近の平均は36.5~36.6度です。最近は体温が低い人が増えているそうです。体温が低いとさまざまな病気を招くおそれがあります。
肌荒れ、便秘、歯周病といった比較的軽い症状から、胃潰瘍、糖尿病、骨粗鬆症、潰瘍性大腸炎、ガン(悪性腫瘍)、メニエール病、間質性肺炎、パーキンソン病、認知症といった深刻な病気まで、さらには喘息、アトピー、花粉症といった一度発症すると完治のむずかしいアレルギー疾患も、低体温によって発症・悪化する危険性があるのです。冒頭の質問ですが、免疫力は体温が1度下がると30%低下します。反対に、1度上がると500~600%も上昇します。体温は健康に大きな影響を与えるのです。
低体温状態では…
- 免疫細胞の活性が下がり、反対にがん細胞が活性化
- 細胞の回復力が低下
- 酵素の活性低下→活性酸素の解毒能力低下→老化が早まる
低体温の原因
低体温の原因として「ストレス」を挙げています。このストレスには精神的なものも身体的なものも含みます。私たちの体には、「自律神経」と「モルモンバランス」という、ストレスに対処して健康を保つ機能が備わっていますが、そのバランスが崩れると低体温になってしまいます。
体温を上げるには
では体温を上げるにはどうすればいいか?それは「筋肉を鍛える」ことだと言います。筋肉を鍛えるというのは、単に筋肉を増やすということではなく、脳から筋肉への神経の経路を鍛えるということです。筋肉を鍛えることで基礎代謝が向上し体温を上げることができます。また、基礎代謝が上がればメタボ対策になりますし、神経経路が鍛えられることで脳トレになりボケ防止にもつながります。
本の中では、筋肉を鍛えるためのトレーニング法やアドバイスが述べられています。他にも、体温を上げる生活習慣として、睡眠や食事、入浴などについて解説しています。
できることから
病気になった時に体温が上がるのは、免疫が病気と闘うためというくらいの認識しかありませんでしたが、この本を読んで、体温は思った以上に健康に深く関わっているということが分かりました。私の場合、運動や筋トレはそこそこできていると思うので、生活習慣のほうでいろいろ参考になりました。例えば、この本を読んで、お風呂の温度を41度にしたり、水の代わりに白湯を飲んだりするようになりました。睡眠はまだまだ改善の余地ありです。
体温はがんに対する免疫力にも関わってくるので、再発防止のためにも体温を上げる生活習慣を少しずつでも増やしていこうと思います。
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