2014年12月31日

白血病関連ニュースまとめ(~2014年12月)


さて2014年もあとわずかということで、ストックしていたニュースをまとめて紹介します。今年のニュースは今年のうちに。

慢性骨髄性白血病治療に新たな選択肢、ボシュリフを発売−ファイザー - QLifePro 医療ニュース

(2014/12/09)
ファイザー株式会社は12月5日、前治療薬に抵抗性または不耐容の慢性骨髄性白血病に対する新たな治療薬となる経口SRC/ABLチロシンキナーゼ阻害剤「ボシュリフ(R)錠100mg」(一般名:ボスチニブ)の発売を発表した。

白血病のがん細胞増殖、東京理科大が構造解明 新薬に期待:日本経済新聞

(2014/12/16)
本来は細胞表面で増殖を促すたんぱく質が、細胞内部で働いていた。このたんぱく質の働きを薬剤で防ぐと、増殖が止まった。白血病や肺がん、消化管のがんの治療につながる成果で、研究チームは5年後の抗がん剤開発を目指す。

関連記事

東京理科大、白血病における免疫細胞のがん化解明-増殖指令たんぱく質変異:日刊工業新聞

9割近い生存も実現、白血病治療が進化、米国血液学会より | ガジェット通信

(2014/12/20)
こちらはニュースというより白血病治療の現在について紹介した記事です。
新しい治療法が次々と開発されており、従来ない治療成績を上げる事例も多いようだ。

「ATLに効く」新抗体 ヒト由来、副作用少なく - 西日本新聞 

(2014/12/28)
国内感染者が推計100万人超のウイルスHTLV1が原因で、九州に患者が多い難治性血液がん・成人T細胞白血病(ATL)について、宮崎大学医学部の森下和広教授(腫瘍生化学)らの研究グループが、高い確率でがん細胞を死滅させる効果がある抗体の開発に成功した。
開発した抗体は、ATLなどの難治性の白血病において細胞膜の表面に多く現れるタンパク質を狙い撃ちします。ATL以外の白血病や口腔がん、膵臓がんにも有効となる可能性もあるそうです。

白血病は遺伝子の突然変異だけでは起きない、がん化の引き金とは? | Medエッジ 

(2014/12/28)
コンピュータモデルで検証したところ、加齢による細胞の劣化が白血病を引き起こすという結果を得たというニュースです。 加齢によって体の組織の機能が低下し、がん細胞が正常細胞との競争に勝つことでがん細胞が増えていきます。
がん細胞を標的にした研究だけでなく、がん細胞の優位性を阻む研究も必要になる。周辺組織の健全性をいかに維持するかが重要になる。

あとがき

2014年もいろいろニュースがありましたが、来年もたくさんいい研究成果が出てくることを期待します。

ふう、間に合った。ではよいお年を<(_ _)>

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