2012年8月23日

[8-3] 移植後196~200日目:静かに退職

自宅にて

移植後200日目が退職日となりました。

通常では、手続きは直接人事課に行って対面で行うそうですが、傷病休職中なので電話口で進めました。

当時、体調は良く、会社に行くくらい何ともなかったので、そちらのほうが簡単なら直接訪ねますと打診してみましたが、会社としては万が一ということもあるし、リスクは負えないとして、やんわり断られました。会社の立場で考えれば、そりゃそうですね。

退職日に各種の書類が自宅に郵送されてきて、会社に電話してそこで人事の方から今後すべきことなどの説明などを受けました。

内容は、制服などの会社からの貸与品を返却することや、郵送されてきた書類の説明が主でした。書類については、社会保険の切替え関連のものが多かったです。


会社からは、会社が中途採用の求人をしていて、僕にその意志があるのであれば、再入社のための面接はするよと言ってもらいました。

これは非常にありがたいことです。戻りたいどうかは別として、セーフティネットが多いほど選択肢は広がります。

そんなこんなで、退職日でしたが電話口で終了。休職に入ってから、会社の人と一度も顔を合わすこともなく、静かに会社を去ることになりました。

淡々と

休職に入る時点で、まだドナーは探している途中。そんな状況で12ヶ月という期限では、間に合わないだろうなと容易に想像できたので、来るべきものが来たという感覚でした。

仕事内容はなかなか大変で、正直次はSEはいいやと思っていますが、周りにすごい人たちがたくさんいたので、その人たちから学べなくなったというのは残念でした。

これにて職を失うことになりましたが、しばらくは傷病手当をもらえますし、貯金がないわけではないので、経済面での焦りはあまりありませんでした。

僕は現状ほとんど背負っているものがないので、そういう意味では運が良かったです。こういう時、養っている家族がいたりしたら、こんなふうにのんびりなんてしていられないでしょうから。

ここから

これで肩書きがなくなりました。レールからは完全に外れて、自分で方向を決めて、自分の足で歩いて行かないといけません。

なかなか大変で、不安が渦巻きますが、それはそれでおもしろい人生になったとも考えられます。

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