2015年3月14日

骨髄提供を軸に人間ドラマを描く映画「迷宮カフェ」

骨髄提供をテーマにした人間ドラマを描く映画「迷宮カフェ」が公開されています。

ストーリー

映画の舞台は、客が次々と失踪するとうわさされるカフェ。主人公の女性店主が自殺を志願して集う客に、簡単に死ねるというカプセルを渡す代わりに、ある交換条件を持ち出すというストーリー。骨髄提供に関わる登場人物の姿を通して命の尊さを訴えていく。

骨髄移植の理解深めて 娘失った母が企画、映画公開 :日本経済新聞

映画ができた経緯

この映画の企画者は黒岩由香さん。2008年に中学生だった娘さんを急性骨髄性白血病で亡くされます。その後、黒岩さんは骨髄移植の普及活動に参加し、その中で映画を作ることを企画します。
黒岩さんは骨髄移植の普及活動に参加。誤解や偏見があることを痛感し、移植を経験した元患者や遺族らと11年に「骨髄バンク普及映画を作る会」を結成。製作費を捻出するため全国の医療機関などに呼びかけて協賛金を集めた。

骨髄移植の理解深めて 娘失った母が企画、映画公開 :日本経済新聞

骨髄提供を知る入り口として

監督の帆根川廣氏のインタビューを読むと、エンターテイメントとしても楽しめる作品に仕上がっているようです。
骨髄提供の仕組み、必要性を訴えるのが大きなテーマだが、「教育や啓発だけの映画にはしたくなかった。まずは作品として楽しみ、見終わった後に骨髄提供の大切さが分かる。観客の心を動かす力が、映画にはあると思う」と語る。

サスペンス調の出だし、さらに謎解きやコミカルな要素も入れ、最後まで観客を引っ張るよう心がけた。登場人物たちは、心にそれぞれ悩みを抱え、抜け出せない迷宮の中にいる。「かなり極端なキャラクターばかりだが、共感できる人物もいると思う。その人と一緒に、観客も迷宮をさまよってくれたら」

「迷宮カフェ」監督 帆根川廣 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
骨髄提供というのは、人の命を純粋な善意で助けるという素晴らしい行為です。しかし、骨髄移植が絡む話は重い話になりがちで、そのイメージで避けられ理解が進まないという面もあると思います。

なので、今回の「迷宮カフェ」のように、ストーリーを楽しめる作品をきっかけに理解を深めてもらうというのは、いい試みだと思います。

上映情報

3月14日現在、全国4ヶ所の劇場が上映中、もう4ヶ所が上映予定となっています。詳しくは下のリンクから。

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