2014年5月8日

急性白血病治療に関する日経実力病院調査2013


急性白血病治療に関して、日本経済新聞が公開データを基にした「実力病院調査」を公表しています。

記事によると、症例数が多い病院は、白血球減少に伴う感染症や副作用への対策を徹底し、治療成績が向上しており、造血幹細胞移植については患者負担が少ない「ミニ移植」が増えているそうです。

また、調査結果に併せて、いくつかの病院の取り組みも紹介されています。
今回の調査で「手術なし」が全国最多の320例だった札幌北楡病院(札幌市)は成人に多い骨髄性の場合、寛解導入療法や地固め療法でシタラビンなど複数の抗がん剤を併用する。いくつかのタイプがあり、うち1つは抗がん剤ではなくレチノイン酸(活性型ビタミンA)を用いる。
「手術なし」が全国4番目の172例だった九州大病院(福岡市)の宮本敏浩講師も「寛解を得ることが治療の第一目標」と強調する。骨髄性では寛解導入療法後の地固め療法で、通常の20~30倍の量のシタラビンを投与する「大量化学療法」を3回繰り返す。リンパ性の場合は、白血病細胞を選んで攻撃するため副作用が少ない分子標的薬を使うこともある。
同じ白血病治療でも、病院によって変わってくるということが分かります。ただ、患者としてはどれがいいのか判断することは困難なので、今回の調査結果は病院選びの参考になるかもしれません。あくまで参考ですけどね。

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