2017年7月29日

白血病関連ニュースまとめ(2015年9~11月)

2015年9~11月の白血病関連ニュースです。

急性骨髄性白血病の治療後、細胞の遺伝子変異を見るとリスクがわかる? - MEDLEYニュース

最初の治療のあと、骨髄の細胞の5%以上で白血病に特徴的な変異が見られた人では、生存期間が短くなっていました。
診断の精度の向上につながるといいですね。

成人T細胞白血病、50個の遺伝子に異常 京大など発見:日本経済新聞

チームはATL患者426人の血液などからがん化したT細胞を採取。ゲノムを調べるなどして患者に特有の遺伝子異常を約50個見つけた。患者1人当たり8~9個の遺伝子に異常があった。
スパコン「京」を使ってます。

参考リンク 

白血病患者を救う「カスタマイズされた免疫療法」:研究結果|WIRED.jp

14人の患者たちのうち8人にとって、免疫療法による治療は効果的で、4例において、再発なしの完全な小康状態を得ることに成功した
慢性リンパ性白血病(CLL)に対するCAR-T療法の研究結果について。

末梢血提供の条件緩和 厚労省、移植増に期待:日本経済新聞

厚生労働省の専門委員会は24日までに、白血病などの治療で行われる非血縁者間の末梢血幹細胞移植で、血液の提供者の条件を緩和することを了承した。
技術は進歩していますし、骨髄ドナー登録者も減っているので、現状に合わない厳しい条件は緩めたほうがいいですよね。

参考リンク

遺伝子操作細胞で英1歳女児の白血病を治療、世界初 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

白血病を患う1歳女児に対し遺伝子操作した細胞を使ったがん治療を世界で初めて行い、成功したと発表した。
これもCAR-Tだと思うのですが、どの辺りが世界初なのかよく分かりません。他の臨床試験とは違うものなのでしょうか。

参考リンク

白血病治療薬、中断可能か 5割が1年以上再発せず  :日本経済新聞

飲み続けないと再発が抑えられないとされてきた慢性骨髄性白血病の治療薬「ダサチニブ」の服用を中断しても、5割近くの患者が1年以上、再発しなかった
中断できる条件が明確になれば、患者さんの負担を減らすことができますね。

参考リンク

京大、難治性白血病の発症メカニズムを解明 - 治療薬開発に光 | マイナビニュース

京都大学は11月24日、難治性の白血病が発症するメカニズムを解明したと発表した。
発症の仕組みが解明されたことで、それを元にした治療薬の開発が期待されます。

参考リンク

0 件のコメント:

コメントを投稿