2013年6月16日

急性骨髄性白血病などを対象とした新遺伝子治療の研究

愛媛大と三重大、民間バイオ関連企業などが共同開発してきた急性骨髄性白血病などの新たな遺伝子治療の臨床研究がこのほど、厚生労働省に承認された。

白血病、新遺伝子治療へ 愛媛大など開発 | 愛媛新聞ONLINE(2013年3月31日)

対象者

薬物療法等の標準的な治療法の実施が困難である非寛解期の急性骨髄性白血病、あるいは治療困難な予後不良の骨髄異形成症候群の患者。

治療内容

①患者から採血した50~100ミリリットルを三重大に送る。

②がん細胞だけを殺傷する「キラーT細胞」に含まれる特定遺伝子を血液中のリンパ球に注入し、培養する。

③再び患者に点滴で投与し、がん細胞を取り除く。

今後の予定

『患者選定や病院の受け入れ態勢を整え、早ければ5月ごろの開始を目指す』とあるので、もう始まっているのかな?

採血から投与まで約3週間かかり、2年間で9例を予定しているそうです。

雑感

患者本人のリンパ球を使うということで、免疫療法の一種だと思います。いい結果が出ることを期待します。

参照ページ

白血病、新遺伝子治療へ 愛媛大など開発 | 愛媛新聞ONLINE
ニュースリリース|タカラバイオ株式会社

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