2014年5月15日

白血病関連ニュース詰め合わせ(~2014年4月)

個別記事では紹介しきれなかった2014年4月までのニュースをまとめて紹介します。

白血病治療薬を高速発見 三重大が新システム :日本経済新聞

(2014/1/21)
ゼブラフィッシュという熱帯魚を使うことで、従来の方法の100倍のスピードで治療薬を探すシステムを開発。
マウスに白血病幹細胞を移植する従来の方法では、1匹の撮影に約1時間かかり、最低でも約1カ月間、経過を観察する必要があった。

ゼブラフィッシュは一度に数百個の卵を産むため個体が手に入りやすく、人間の体温に近い35度の水温で飼育できることで、白血病幹細胞の定着も安定するという。
ちなみに、ゼブラフィッシュはこんな魚です↓

急性骨髄性白血病の再発因子、前白血病幹細胞を発見 - SankeiBiz(サンケイビズ)

(2014/2/26)
今回の発見は、幹細胞をターゲットにすることで、白血病の早期診断や効果的な薬剤開発に繋がると期待されています。

造血幹細胞育てる鍵物質 京大発見、iPS応用も - 47NEWS(よんななニュース) 

(2014/3/3)
司令塔役は「CAR細胞」。骨髄にある造血幹細胞の維持や増殖を担い、機能を調節している。
このCAR細胞を利用することで、iPS細胞から質の良い造血幹細胞を作ることができるかも。

【成人T細胞白血病ウイルス HTLV1制圧へ】ATL発症抑制遺伝子 宮崎大チームが特定 / 医療・健康 / 西日本新聞

(2014/3/7)
森下教授によると、この遺伝子は「NDRG2」と呼ばれるもので、複数のATL患者の細胞や遺伝子情報を調べたところ、正常な人に比べて「NDRG2」が極端に少なくなっていることが判明。マウスを使った実験で「NDRG2」を減少させると細胞のがん化が進み、増やすとがん化が抑制されることが分かった。

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日本骨髄バンク | お知らせ - 「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」に基づく許可について

(2014/4/1)
平成26年4月1日付けで、当法人は、厚生労働大臣より法律に基づき「骨髄・末梢血幹細胞提供あっせん事業」の許可を受けました。
20年以上経ちましたが、これにて晴れて国に正式に認められた事業となりました。

東北大 染色体転座・逆位による白血病の発症メカニズムが明らかに - QLifePro医療ニュース

(2014/4/13)
3番染色体長腕の転座および逆位を伴う急性骨髄性白血病において、予後不良因子となるEVI1遺伝子の発現を活性化させるメカニズムを解明したと発表した。
正直よくわかりません。「GATA2遺伝子エンハンサー」という物質が、白血病の原因となるEV1遺伝子の出現を活性化しているということがわかった、という理解でいいのかしら。

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