2014年5月7日

AIU損保とアデランスが提携、医療向けウィッグを紹介

抗がん剤治療において、副作用で脱毛して医療向けのウィッグを使うケースがありますが、それに対する支援についてのニュースです。
アデランスは5日、AIU損害保険と組み、3月中旬からAIUの医療保険の顧客にアデランスが開発した医療用かつらの紹介を始める。抗がん剤の影響などで、毛髪が抜けてしまったがん患者が対象。

アデランス、がん患者に医療用かつら AIU損保顧客に紹介 :日本経済新聞(2014/3/5)
コラボレーションのシンボルロゴ

目的

今回の提携は、医療向けウィッグの認知度を上げるとともに、がん患者のQOLの維持・向上を支援することを目的としたものです。

経緯

医療向けウィッグをより多くの方に知って頂く機会を模索していたところ、AIUが日本の保険会社で、唯一ウィッグの購入費用を実費で補償することを明記した商品を販売していることを知りました。(略)アデランスは、お客様や社会に対して真摯に向き合う姿勢やお客様の「笑顔」を大切にしたいという想いがAIUと共通であることに共鳴し、今回の業界初の提携へとつながりました。

AIU損害保険株式会社と 提携開始セレモニーを3月5日(水)に開催 | 共同通信PRワイヤー(2014/3/5)

概要

ウィッグの費用をカバーするのは、がんの治療後の療養費などを補償する「回復支援費用補償特約」で、この特約自体は以前からあったようです。新しく始めるのは、AIUの顧客に対してアデランスのウィッグを紹介するということです。

ちなみに、ウィッグの価格は、既製品で平均6万円台、オーダーメイドは30万円程度だそうです。

雑感

こういう補償があると、治療に対して経済面でも心理面でも負担を軽減できていいですよね。お互いの認知度が上がれば、それで助かる人が増えるわけですから、今回のような提携はドシドシやってほしいです。

(まあ、私のように病気にかかってからでは遅いわけですが…)

参照

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