2015年5月31日

白血病関連ニュースまとめ(2015年5月)


最近生活環境が大きく変わりまして、今月は全然更新できていませんでした。そろそろ落ち着いてきたので、少しずつでも更新していきたいと思っています。

さて今回は今月のニュースのまとめです。

離乳食の開始が遅れると、急性リンパ性白血病のリスク上昇、生後6カ月が節目 | Medエッジ

離乳食の開始が、生後6カ月より遅くなると、1カ月遅れるごとに7%の割合で赤ちゃんの急性リンパ性白血病(ALL)のリスクが増大する可能性があると分かった。
研究グループでは、離乳食を始めるのが生後6カ月を過ぎると、赤ちゃんの免疫システムの正常な発達を妨げるのかもしれないと推測している。

がんと闘う新発見、ビタミンA関連の「ATRA」が効果、米国ハーバード大学が報告 | Medエッジ

ビタミンAの関連物質である「オールトランス型レチノイン酸(ATRA)」ががんの大元となる細胞を殺す可能性があると分かった。

米国ハーバード大学が発見した成果で、幅広いがんに効果を示し得る新しい治療になりそうだ。「急性前骨髄球性白血病(APL)」と呼ばれる白血病の一種では初めての標的薬の候補になるかもしれない。
多くのタイプのがんをコントロールしている「Pin1」というタンパク質があるのですが、ATRAはこのPin1の働きを邪魔するということが分かったそうです。

APLだけでなく他のがんでも効果がある可能性があるようです。

運動好きに朗報、白血病の危険性が低くなる | Medエッジ

運動に取り組んでいる人は、「非ホジキンリンパ腫(NHL)」と呼ばれる一連の白血病の危険性が2、3割低いと分かった。
やっぱり運動は何かにつけ大事ですね。

白血病の新薬、既存薬が使えないときに有効 - MEDLEYニュース

白血病の一種である慢性リンパ性白血病(CLL)の治療薬に、フルダラビンという抗がん剤がありますが、副作用の恐れなどにより使えない場合もあります。そこでヨーロッパ・アメリカなどから集まった研究チームがオファツムマブとクロラムブシルという2種類の抗がん剤の併用を試し、従来行われてきたクロラムブシルだけの治療よりも、病気が悪化することなく生存する期間が長くなったと報告しました。
治療の選択肢が増えることが期待されます。

妊娠中の飲酒は子の急性白血病の危険度を高める、フランスからの報告 | Medエッジ

急性骨髄性白血病が妊娠中の飲酒と関係していると分かった。危険度は3割高まっていた。

飲酒の量が増えるほど危険度は高まる傾向が確認できた。
飲酒以外にも、妊娠前の父親の喫煙や、1日2杯を超えるコーヒーでも危険度が高まる結果を得たそうです。

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