[4-9] 入院21～23日目：嵐の前の静けさか

当時の日記

入院21日目

体重変わらず、体温平熱。熱は下がったみたい。

今日のメニュー

• 抗生剤（朝夕）
• 強ミノ（朝）

体調的には調子よくて、「何か問題ありますか？」と聞かれても、いつも「ないです」としか答えられない。個室を使っているのに何もなさすぎて申し訳ない。

入院22日目

体重53.0kg、体温36.7℃。体重増えてる。

今日のメニュー

• 採血
• 抗生剤（朝夕）
• 強ミノ（朝）

毛がどんどん抜けてる。ちょっとつかんだだけでどっさり抜ける。本当は入院前に丸刈りにするつもりだったのに、緊急入院で何もできず。抜けるのはしようがないとして、その処理がめんどくさい。

入院23日目

体重52.5kg、体温36.8℃。

今日のメニュー

• 抗生剤（朝夕）
• 強ミノ（朝）

経過

22日目の血液検査の結果です。

項目名	結果	単位	基準値	前回比
白血球(WBC)	0.5	103/μl	4.5～8.5	+0.1
ヘモグロビン(HGB)	7.3	g/dl	14～18	-0.4
血小板(PLT)	5.1	104/μl	13～40	+2.5
芽球(Blast)	0	%	-	±0

血小板が上がっているのは、前回輸血したためです。他は目立った動きなし。前回の入院の時と比べて抗がん剤の量が半分とはいえ、そう簡単に白血球は上がってきません。

あと2週間

このころは本当に平和で、快適に生活していました。トイレや洗面台はすぐ近くにあるし、食事は運ばれてくるし、掃除もしてくれるし、テレビは見放題だし。

なんというか、全然つらくないのに、こんな楽していいのだろうかと思ったりもしました。体の中は、免疫力が非常に低い、れっきとした病人なんですけどね。

一室に軟禁状態ですから、長期間いるのは精神的にきついと思います。いずれは外に出ることができるという希望があるからこそ、気持ちに余裕を持ってのんびりできるのです。

ただ、のんびりできるのも今のうち。入院23日目の時点で移植まで2週間となりました。近づいてきました。