2012年4月29日

[5-1] 入院30日目:クリーンルームへ移動


こんにちは。闘病記の続きを書いていきます。この章は、クリーンルームにいた期間を書こうと思っています。ここでは骨髄移植を中心に、その前後およそ1か月の話となります。

当時の日記

入院30日目

体重変わらず、体温微熱。ここのところ微熱続き。検査とかで普通の病棟に行っているのがいけなかったりして。

今日のメニュー
  • 抗生剤(朝夕)
  • 強力ネオミノファーゲンシー(朝)
  • 胸部・腹部CT
  • レントゲン
  • マルク
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午前中にクリーンルームに移動。それまでのセミクリーンの個室と比べてかなり狭い。天井も低くなっているので、閉塞感がけっこうある。

今までいた部屋より施設がちょっと古いらしい。

そして窓の向こうが建物。これも残念。

この部屋の一番の特徴は、部屋のベッドの頭側の壁からきれいな空気を流して、別の壁へと空気が抜けるようになっているということ。こうすることで、ベッドの頭側が風上になり、空気を清潔に保てる。
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明日から24時間点滴が始まる。面倒ではあるが、行動可能範囲は元から狭いし、そんなに困らないかな。

クリーンルームに移動

この日、骨髄移植に向けてクリーンルームに移動しました。クリーンルームとは、すごく簡単に言ってしまうと、非常に清潔に保った部屋のことです。部屋の中のチリやホコリを極力減らしたり、頻繁かつ入念な掃除を行うことで、部屋をきれいに保ちます。

骨髄移植をする前には、抗がん剤と放射線を強力に使います。このとき、白血病細胞とともに正常な白血球も破壊されるため、免疫力がほとんどない状態になってしまいます。

すると、健康な人にとっては何の問題もない細菌やウイルスでも、致命的になりかねません。そのため、骨髄移植前後では、免疫力がある程度回復するまでは、クリーンルームに入る必要があるのです。

第一印象

最初に入った時の印象は、「狭い」でした。常に空気を一定方向に流すためだと思いますが、余分な空間がなく、天井も低かったです。

窓の向こうが別の建物のせいもあり、日の光がほとんど入ってこない上、照明が少なかったため、部屋が暗かったです。

設備としては、テレビ、冷蔵庫、キャビネット、トイレ、洗面台など一式そろっています。このあたりはこれまでとあまり変わらず。ただトイレがちょっと古かったです。

クリーンルームの詳しい話は、近いうちに一記事使ってまとめます。(※追記:書きました。→[5-3] 私が入っていたクリーンルームについて紹介

最後に

総合すると、それまでいたセミクリーンの個室と比べて快適度は下がりました。が、贅沢は言ってられませんし、ずっと入っているわけじゃないし、慣れの問題だなと自分を納得させました。

移植まで、あと7日です。

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