2012年4月30日

[5-2] 入院31日目:放射線用計測とクリーンルーム説明会

当時の日記

入院31日目

体重51.0kg、朝の体温37.1℃。朝から熱が高め。夜はちょくちょく目が覚めた。おそらくこれは慣れの問題だと思う。

今日のメニュー
  • 抗生剤(朝夕)
  • 強ミノ(朝)
  • メイロン静注(24時間つなぎっぱなし)
  • 放射線照射のためのCT+体に線引き
    • 普通の油性ペンで書いていたから、寝汗をけっこうかく今は、一晩で消えてしまわないだろうか。
    • 20分程度じっとしていないといけなくて、手がしびれた。
  • 高熱(37℃後半)によるメロペン点滴、採血
  • 看護師さんによるクリーンルームでの生活の説明
いろいろ増えてきた。しかしこの期に及んで熱が出るとは勝負弱い。前処置開始までになんとかしたい。

放射線照射のための計測

前処置のとどめとして放射線の全身照射があります。その際に目や臓器などを守るために正確な照射が必要となるため、その準備として、CTの撮影と体の各部位の計測を行い、体にマジックで目印を書かれました。この目印を基準にして放射線照射が行われます。

放射線科へ

この日はその計測のために、放射線照射を行うのと同じ部屋へ行きました。そこは地下にあり、だだっ広い空間に、物々しい機械がいくつかありました。壁に風景画のようなものが書いてあったり、クラシックっぽい音楽が流れてたりしていて、これは患者の気持ちを落ち着かせるためのものだと思われます。

計測と線引き

その部屋でまず、指示されて上半身裸になって台の上に横になると、体に合わせて変形する何かで体を固定してCTを撮影。その後レーザー光を使いながら、マジックで目印となる線が書かれていきました。

主に胸の周辺を、背中までぐるっと書かれました。特に重要な箇所(線が交差する地点)はテープで保護されました。

クリーンルームでの生活の説明会

この日は他に、クリーンルームでの生活についての説明会がありました。説明を受けないと見舞いは部屋に入れないので、家族全員が参加しました。

内容としては、クリーンルーム内での生活について、注意点や守るべきルール、すべきことなどの説明でした。免疫力がゼロになるので感染予防を徹底するという観点は変わりません。手洗い・うがい・歯磨き・ウォシュレットが基本です。

家族に対しても、見舞いをする時のルールが説明されました。見舞い時には菌を持ち込まないようにしなければいけません。そこで例えば、部屋に入る前に、手を石鹸で入念に洗わないといけないのですが、その洗う手順を説明を受けたあとに実際にやってみたりしました。私も、手の洗い方は覚えとけということで、いっしょにやりました。

当然ですが、セミクリーンルームのときと比べてルールが細かく厳しくなっており、やはり本気度が違うと実感しました。

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