2012年7月16日

[7-6] 移植後126~132日目:検査結果にため息

部屋の整理は継続中

当時、日記をサボりがちで、いきなり通院日の話です。

通院日(移植後132日目)

日記抜粋

病院までの道が空いていたので、いつもより早く到着。病院に入ると、いつもより人が少ない。これは今日は早く終わるかなと期待してた。

しかし、期待を裏切り、いつもより1時間近く長く待たされることに。最初、人が少なかったのに、どんどん増えていった。いつもでさえ2時間程度待つのに、ケツがいて~よ。

血液検査の結果は、ちょっとテンションの下がる内容。各血球が低下。特に血小板は低いまま上がってこないのが気になります。


GVHDは出ていないので、プログラフの量が下がった。先週、朝3・夜2と変わったけど、さらに朝2・夜2に変更。

免疫抑制剤を減らして、免疫システムにもう少し頑張ってもらおうというわけだ。免疫システムにかかってるリミッターを少し緩めたということ。これはいわゆるGVL効果を狙っていると思われる。

というわけで俺自身も免疫向上のためにできることはやらないと。

こういう結果を受けた直後はやっぱり落ち込む。これから一番怖いのは再発だから、数値が悪くなるのはその兆しなんじゃないのかと不安になる。

今回は追加でマルクも実施。退院してからやってなかったし、血液検査の結果が気になるからということで。結果が気になるところ。

死ぬのが怖いというより、残りの時間が(極端に)少なくなるというのがイヤ。人生の有限性を実感として認識できたことは、ギフトだと思ってるけど、だからこそ日々どこかに焦燥感がある。

今日は疲れたというのもあって、ため息をよくついた日でした。

血液検査結果

項目名結果単位基準値前回比
白血球数(WBC)3.7103/μl4.5~8.5-0.3
ヘモグロビン(HGB)12.5g/dl14~18-0.8
血小板数(PLT)4.1104/μl13~40-1.5

各血球の数値が下がっています。特に心配なのが血小板です。もともと低い水準で推移していて、少しずつ上がってきたのかなと思ったら、ここでその上昇分が一気にチャラになってしまいました。

こう上がってこないと、再発の可能性もちらついてくるので、プログラフが次々と3週連続で減っていきました。

結局、自分の免疫にがんばってもらうということしかできないのは歯がゆいものです。免疫力を高めるというのはすごく漠然としたもので、薬を飲むとかいうのとは違いますからね。

免疫を高めたいけどGVHDのリスクがある、でも免疫を抑えすぎると再発のリスクが高まる、医師にとってそのさじ加減は難しいのだと思います。ドナー・レシピエントの相性は千差万別でしょうから。でも、研究者にはそのあたりの法則を見つけてほしいところです。

移植後こそ不安が高まる

骨髄移植前は、多少症状が悪くなっても、移植が控えていたので、そこまで気にしていませんでした。

しかし、移植という後戻りできないイベントを経過した後は、「再発」という言葉が重くのしかかります。再発してしまったら、いろいろと難しくなるということは分かっているからです。

退院後の日々は、検査結果に一喜一憂する日々だということが、その立場になってはっきりと分かりました。そういう意味では、移植前より精神的にキツい面もあると言えます。

ただ、そうやって不安にばかり思っているのは、病気にとって好都合となりかねないので、不安は認めつつ、どう病気と向き合っていき、どう生活していくのかということを、ちゃんと考える必要があると思います。(それが簡単にできれば苦労しないんですけどね。)

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