2012年7月20日

[7-8] 移植後140~146日目:プログラフ中止

通院日(移植後146日目)

日記抜粋

血液検査の結果、血小板がまた下がりやがった。どうなってるんだろうね。血小板を作ってるらしいけど、やる気が見当たらない。他の数値は横ばい。

また、退院後のWT1の結果を見てみると、じわじわ増えてきている。これはちとよろしくない。このまま上がり続けると、再発の可能性が高まる。

この結果も踏まえて、プログラフをすっぱりやめることになった。

プログラフをゼロにすることで、GDHVが強く出るリスクもあるが、もうそれを気にして、免疫を抑制している余裕はなくなった。免疫システムを解放して、白血病細胞を抑えよう(GVL効果)という方針に変更。

血液検査結果

項目名結果単位基準値前回比
白血球数(WBC)4.0103/μl4.5~8.5+0.1
ヘモグロビン(HGB)12.7g/dl14~18±0
血小板数(PLT)3.2104/μl13~40-1.1

血小板が減っていく…(T_T)

増えていくWT1

血液検査ではたくさんの項目がありますが、その中で1ヶ月に1度行われる検査に、「WT1 mRNA」というものがあります。

これは、白血病細胞の検出のための検査で、顕微鏡で見つからない量でも検出できるので、再発の有無を早期に判断するための指標になります。

保険適用なのですが、その点数は2520点でなかなかの高額です。

このWT1ですが、骨髄移植後しばらく陰性(検出されず)だったのですが、ここ2~3ヶ月でじわじわ増えてきてしまいました。これはいい傾向ではありません。このまま上がってしまって再発という可能性もあります。

※参照ページ
白血病診断にWT1遺伝子
WT1 mRNA定量

プログラフ中止

そこで、免疫抑制剤のプログラフを中止することになりました。当初は少しずつ減らしていく方針でしたが、そうも悠長に言ってられない事態になったわけです。

プログラフによる免疫力のリミッターを外してやることで、粘る白血病細胞を攻撃・撃退してもらうことが狙いです。

処方された薬

プログラフがなくなりました。
薬品名用法
ジフルカン朝食後
クラビット朝食後
ガスターD朝食後、夕食後
バクタ昼食後
ゾビラックス朝食後
マグミット毎食後
ネオファーゲンC毎食後

やはり一喜一憂する日々

というよりむしろ「憂」ばかり。この時期は病院に行くたびに、憂鬱な気分で家に帰るというパターンでした。
まあ、不安はあります。

まだこの世界で生きていたいという気持ちがある。まだ何も知らない、何も見てない、何も成してない。

時間というものの大切さを今ほど感じている時はない。

0 件のコメント:

コメントを投稿