通院日(移植後146日目)
日記抜粋
血液検査の結果、血小板がまた下がりやがった。どうなってるんだろうね。血小板を作ってるらしいけど、やる気が見当たらない。他の数値は横ばい。
また、退院後のWT1の結果を見てみると、じわじわ増えてきている。これはちとよろしくない。このまま上がり続けると、再発の可能性が高まる。
この結果も踏まえて、プログラフをすっぱりやめることになった。
プログラフをゼロにすることで、GDHVが強く出るリスクもあるが、もうそれを気にして、免疫を抑制している余裕はなくなった。免疫システムを解放して、白血病細胞を抑えよう(GVL効果)という方針に変更。
血液検査結果
項目名 | 結果 | 単位 | 基準値 | 前回比 |
---|---|---|---|---|
白血球数(WBC) | 4.0 | 103/μl | 4.5~8.5 | +0.1 |
ヘモグロビン(HGB) | 12.7 | g/dl | 14~18 | ±0 |
血小板数(PLT) | 3.2 | 104/μl | 13~40 | -1.1 |
血小板が減っていく…(T_T)
増えていくWT1
血液検査ではたくさんの項目がありますが、その中で1ヶ月に1度行われる検査に、「WT1 mRNA」というものがあります。
これは、白血病細胞の検出のための検査で、顕微鏡で見つからない量でも検出できるので、再発の有無を早期に判断するための指標になります。
保険適用なのですが、その点数は2520点でなかなかの高額です。
このWT1ですが、骨髄移植後しばらく陰性(検出されず)だったのですが、ここ2~3ヶ月でじわじわ増えてきてしまいました。これはいい傾向ではありません。このまま上がってしまって再発という可能性もあります。
※参照ページ
白血病診断にWT1遺伝子
WT1 mRNA定量
※参照ページ
白血病診断にWT1遺伝子
WT1 mRNA定量
プログラフ中止
そこで、免疫抑制剤のプログラフを中止することになりました。当初は少しずつ減らしていく方針でしたが、そうも悠長に言ってられない事態になったわけです。
プログラフによる免疫力のリミッターを外してやることで、粘る白血病細胞を攻撃・撃退してもらうことが狙いです。
プログラフがなくなりました。処方された薬
薬品名 | 用法 |
---|---|
ジフルカン | 朝食後 |
クラビット | 朝食後 |
ガスターD | 朝食後、夕食後 |
バクタ | 昼食後 |
ゾビラックス | 朝食後 |
マグミット | 毎食後 |
ネオファーゲンC | 毎食後 |
やはり一喜一憂する日々
というよりむしろ「憂」ばかり。この時期は病院に行くたびに、憂鬱な気分で家に帰るというパターンでした。
まあ、不安はあります。まだこの世界で生きていたいという気持ちがある。まだ何も知らない、何も見てない、何も成してない。時間というものの大切さを今ほど感じている時はない。
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