2012年2月20日

【1-3】移植認定病院への移行決定まで

地元の総合病院には1か月ほどお世話になりました。

貧血はジワジワ進んでました。輸血やるか?とも言われましたが、輸血やり過ぎると体に鉄がたまってよくないという情報をどこかから仕入れて、我慢してました。

ちなみに肺炎はこの間に完治しました。

方針は?

骨髄増殖性疾患に罹った。それじゃあ治療はどうなるの?というのが患者側としてまず知りたいことでした。

先生が言うには、根本的に治すには造血幹細胞移植しかない。それまでにやることは、様子を見つつ、必要なら輸血していくくらい、とのこと。

ふむ、医学が進歩しているといっても、方法論としては10年前と変わらないわけで、厄介な病気だなと再認識。

当時、移植に関する詳しいことはよく分かっていませんでしたが、リスクが高いということは想像できます。しかし、これしかないのであれば他に選択肢はありませんでした。

造血幹細胞移植って?

専門的なことは書けませんし、分かりません。

自分の理解を簡単に書いてしまえば、
  • 白血球などの血球は、造血幹細胞という細胞から分かれてできる。
  • 白血病などの病気は、造血幹細胞が腫瘍化(がん化)して、正しく血球を作らなくなる。
  • だから、その細胞を抗がん剤や放射線で減らせるだけ減らして、正常な造血幹細胞を移植する。
  • そしてその移植した造血幹細胞に正常な血球を作ってもらう。
  • 白血球の型であるHLA型が一定以上一致している必要がある。
  • 移植された細胞が、移植を受けた人の体を攻撃することがある。(GVHD)
というところです。

これはものすごくはしょってます。医師や専門の方に怒られそう。またどこかで詳しく書きたいですね。

移植の方法もいろいろあって、骨髄移植はその1つとなります。

世間的には、白血病と言ったら骨髄移植みたいなイメージがあるかと思います。私自身もそうで、病気にかかってからいろいろ調べて知りました。

妹は型が合わず

HLA型は両親から半分ずつ受け継ぐため、兄弟姉妹が一致する確率は4分の1となります。そのため移植を考える場合まず兄弟姉妹を調べることになります。

というわけで、私は妹が一人いるため調べてもらったのですが、残念ながら一致しませんでした。これはもう確率の問題なのでどうしようもないです。

移植認定病院へ

血縁者間の移植が不可であれば、骨髄バンクドナーからの移植となります。そうなると、認定されている病院でないと移植はできません。その時かかっていた地元の病院は認定病院ではなかったため、病院を移る必要がありました。

いくつか選択肢はありましたが、会社の定期が使える場所にある病院にしました。大学時代に近くをよく通って土地勘があったというのも決め手でした。あと、この辺りでは名の知れた大きな病院であるので間違いはないかなという大病院主義も影響しています。

紹介状を書いてもらってその病院へ行くことになりました。

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