2012年2月21日

【1-4】新しい病院の初診


こんにちは。ブログを継続して更新していくというのは大変ですね。頻繁に更新しているブロガーさんを改めて尊敬します。

さて、骨髄バンクドナーからの骨髄移植が可能な病院の血液内科へ移りました。

骨髄異形成症候群に訂正

最初の受診にあたって、前の病院で採取した血液のデータや骨髄を渡して見てもらったのですが、かかってる病気は骨髄増殖性疾患というより、骨髄異形成症候群であると診断されました。

骨髄異形成症候群(MDS)とは、
骨髄に造血幹細胞の前腫瘍細胞である異型クローンが生じ、正常幹細胞を凌駕して増殖する結果として正常の造血が抑制される。
よく分からない漢字がいっぱいですが、正しく血球が作れないという点では骨髄増殖性疾患とそんなに変わらないのかな。治療の方針も変わりはないとのこと。

血液疾患といったら白血病しか知らなかったわけですが、いろいろ調べてみると、白血病にも種類があるし、他にもいろいろな病気があり、それにさらに分類があったりして、調べるにしてもどれが自分に当てはまるものなのかよくわからないですね。

難しいことしか書いてないからなあ。。

実際はいろいろ違うんでしょうが、素人の患者側としては病名が変わっただけというくらいの認識でした。

骨髄移植についての詳しい説明を受ける

移植はこの病院で受けることになるので、移植の流れやリスクなどの詳しい説明を受けました。

抗がん剤、放射線、移植などなどと、いろんなことをするので、起こりうるリスクを延々と説明されました。今の時代はそうやって全部説明して同意をとらないといけないのでしようがないですね。

主な問題はGVHD
造血幹細胞移植に伴う合併症で焦点となるのが、移植片対宿主病(GVHD)です。

これは、移植された細胞が、移植された人の元々の細胞を異物とみなして攻撃するというもの。臓器移植での拒絶反応は、元の体が移植した臓器を異物とみなして攻撃するというものなので、その逆の反応になります。

症状は軽い場合もあれば重い場合もあり人それぞれで、重い場合命に関わることもあります。症状を重くしないために移植後は免疫抑制剤を使用します。

臍帯血は2番手に
骨髄バンクからの移植の他にさい帯血移植というものがあります。

さい帯血はへその緒に含まれる血液のことで、造血幹細胞が多量に含まれているため、骨髄移植のように移植することができます。

これはまだ比較的新しい方法であり、まずは実績のある骨髄移植を第一に考え、骨髄ドナーが見つからなかった場合の次の選択肢とすると説明されました。

今後は
骨髄バンクにおいてドナーさんや移植日を決定するプロセスを「コーディネート」と言います(詳しい流れは骨髄バンクWebサイトのこちらを参照)。コーディネートには早くても3か月、長いと半年、1年となる場合もあるそうです。

当面の方針は、ドナーさんが見つかるまで週1で通院して、血液検査して、必要なら輸血して様子を見ていくということになりました。これはもちろん症状が今のまま維持されるということが前提です。

初めての輸血

この日も血液検査をしたわけですが、赤血球内のヘモグロビンの数値が5.4g/dl。え~となになに、基準値は14~18g/dlと___φ(・_・ )フムフム

(・-・)…ん?

基準値の半分以下ですね( ゚д゚)
てか3分の1くらい。

輸血しすぎると体に鉄分が多くなって良くない云々という情報を読んだため、病院変わる前は輸血を我慢していたのですが、先生曰く、あんまり低いと心不全のリスクがあると。

マジデスカ!?シラナカタヨ。どうりで家の階段登るだけで息切れするわけだ。

というわけで迷わずお願いしました。赤血球輸血です。赤いやつです。3時間くらいかかったかな。いや~、このドーピングは効くね。けっこう楽になりました。我慢しすぎはよくないね。


そんなこんなで移行先の病院の初診日は1日仕事となったのです。

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