2012年5月7日

[5-8] 入院36日目(前処置4日目):前処置完了

入院36日目、前処置4日目、移植1日前

体重52.2kg、朝の体温36.8℃。トイレの量はかなりあるのですが、体重が増えてます。それだけ点滴を入れているということです。寝汗はなくなって、快適に眠れました。

エンドキサンで気分が悪くなっていたのは、このころにはかなり回復していました。

この日のイベント

6:00起床、採血
7:00抗生剤
7:30 吐き気止め 
8:40-9:10放射線全身照射(TBI)3回目 
9:15 グリセオール
13:30 メロペン
15:30 吐き気止め
16:00 免疫抑制剤(プログラフ)投与開始
・24時間
・ポンプ使用
・点滴チューブが約4メートルに伸びた。 
16:10-16:40 放射線全身照射(TBI)4回目
17:00 グリセオール
21:00 抗生剤

TBI 2日目

この日は前処置の最終日で、放射線照射の残り2回を行いました。

3回目は、仰向けで体の右側からの照射を20分間、4回目は、仰向けで体の左側からの照射を20分間でした。

手順は1日目と変わらず、私がやることはじっとしていることだけでした。自分の中でも緊張が緩んだのか、4回目の照射の時は、半分以上寝ていました。

TBI2日目になると、動くのもやっとの人がでてくると聞いていたのですが、そんなこともなく、思いのほかピンピンしていて自分でも意外でした。これからどうなるかは分かりませんが。

免疫抑制剤開始

骨髄移植の最大の問題のひとつがGVHDで、これは移植された骨髄による免疫システムが、レシピエントの細胞を攻撃するというものです。それを予防したり、重症化を防いだりするために、免疫抑制剤が使われます。

というわけで、この日から免疫抑制剤であるプログラフの投与が開始されました。プログラフは移植後しばらく使用が続きます。GVHDの様子を見つつ、量をコントロールしていき、やがてゼロにすることを目指します。

こんな感じで注射器のような容器に入っていて、少しずつ押し出します。

点滴がすごい長くなった

骨髄移植を前日に控えて、これからがいちばん免疫力が下がる時期になります。そのため、看護師さんもなるべくベッド側に来ないように、点滴のチューブを伸ばして、風下側の窓を隔てた位置に点滴バッグを設置するよう変更されました。


輸血等の不定期・臨時な点滴は、ベッドサイドの点滴スタンドを使いますが、定期的に使用する点滴は、その離れたところで交換していました。

ちょっと不便になりましたが、もともと行動範囲は狭いので、そんなには変わりませんでした。

血液検査結果

この日の結果です。
項目名結果単位基準値前回比
白血球(WBC)0.7103/μl4.5~8.5-0.1
ヘモグロビン(HGB)7.0g/dl14~18+0.3
血小板(PLT)3.2104/μl13~40+0.6
芽球(Blast)?%-?

大きな動きはないです。前処置が終わったので、白血球はこれから一度ゼロになります。

いよいよ次の日が移植

これで前処置は終了です。超強力な処置ですが、自覚症状がほとんどなく、そのせいで骨髄移植前日ということに対してなんだか現実感がありませんでした。

ただ、前処置が終わった現状は、棺桶に片足突っ込んでいる状態なので、移植が滞り無く行われることを願うばかりでした。

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