2012年5月14日

[5-14] 移植後10~11日目:高熱とのどの痛み

当時の日記

入院47日目、移植後10日目、断食5日目

体重50.2kg、体温高し。

夜中の3~4時あたりに39.8℃に。これはかなりつらかった。体中が熱いし、そのくせ寒気はするし。解熱剤を入れたけど、その後は眠れなかった。

このあとは上がっては下げ、また上がっては下げての繰り返し。良くなっていくまではこの対処だそう。

熱が上がったときは正直動けないくらい。下がったときはちょっとは動ける。やりたいことは動けるうちにやっとかないと。

のどの痛みはじわじわひどくなってる。なので今日から錠剤の薬を点滴からに変えることになった。また、この痛みに対してペンタジンっていう強めの薬が使われました。が、あまり効果なし。眠くなっただけだった。長い夜になりそう。。

最近食事がまったくないから、時間の感覚がおかしくなってきた。部屋にあまり日が入ってこないし、熱で夜中に起きたりするから、体内時計が狂ってる。
入院48日目、移植後11日目、断食6日目

体重49.8kg、体温高熱。昨日と同じような展開。夜中に40.1℃を記録。いつもどおり解熱剤。

のどの痛みが増してきたので、モルヒネ(24時間)を追加。どうなるかと思ったけど、すこしずつ良くなっているみたい。

もういろいろ耐え切れず、朝に水を一杯くらい飲んだら、即お腹がグルグル。すみません、もうしません。

寝てばかりだから足腰が弱ってしょうがない。

血液検査結果

移植後11日目の結果です。
項目名結果単位基準値前回比
白血球数(WBC)0.2103/μl4.5~8.5+0.2
ヘモグロビン(HGB)6.1g/dl14~18-0.5
血小板数(PLT)1.4104/μl13~40-1.0
好中球数(NEUT)0.05103/μl 2.23~4.35+0.05
炎症反応(CRP)1.76mg/dL 0.50未満+0.89

前回ゼロになった白血球数ですが、さっそくちょこっとだけ上がってます。他の血球も含めてまだまだですが。

熱が出ているので、炎症反応の指標であるCRPを追加しました。高熱に呼応して基準値を飛び抜けています(ちなみに前回値は、0.87でこれも基準値超え)。

高熱を維持

熱がかなり上がり、39℃台に入ることもしばしばありました。これに対して解熱剤を使い、上がったり下がったりを繰り返していました。

寝ていても39℃を超えるあたりで目が覚めるらしく、夜中に起きて看護師さん呼んで解熱剤をもらっていました。

ちなみに私の場合、37℃台はけっこう気にせず動くことができます。38℃台ではかなり体が重くなります。39℃以上ではフラフラでほとんど動けなくなります。なので、この時期は横になっている時間が多く、解熱剤で下げたタイミングを狙ってパソコンをいじったりしていました。

のどの痛みがひどくなる

のどがかなり痛くなりました。自分ではよくわかりませんでしたが、かなり炎症があったようです。水を飲むのもつらくなってきたので、薬はすべて点滴から入れることになりました。

口の中も乾燥しており、口から腸までいたるところで粘膜障害にやられているようでした。

ペンタジンという薬を使っても痛みが増す状態だったので、モルヒネを使うことになりました。名前が名前ですから、使うのに不安はありましたが、先生や看護師さんの説明を聞いていると、そんな深刻なことでもなさそうですし、一般的な選択肢であることが感じられたので、承諾しました。

そりゃあ使わないで済むのならそれが一番なのかもしれませんが、痛みをそのままにして耐えるというのは精神的にこたえます。病気と闘うときは、気持ちが折れないようにすることがとても重要です。

なので、中毒とかにはならないって言ってるし、痛みが和らぎ、肉体的・精神的ストレスが軽減されるのであれば、心配せずに使えばいいんです。「QOL」を大事にするということです。

実際、モルヒネ投与後、ちょっと楽になりました。


※参照
ペンタゾシン:ソセゴン,ペンタジン
副作用の心配は不要? 医療用モルヒネのウソ・ホント [痛み・疼痛] All About

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