2012年5月9日

[5-10] 入院38日目(移植後1日目):まだ変化なし

入院38日目、移植後1日目

体重53.8kg、体温36.8℃。夜中は手足の火照りがありましたが、それ以外はこれといって問題なし。

この日のイベント

11:00 メソトレキセート投与
メソトレキセートは抗がん剤の一種です。ここでは免疫抑制効果を利用したGVHDの予防として使用されます。移植後1日目、3日目、6日目に投与されます。粘膜障害が起こりやすいそうです。

11:15 赤血球輸血
A型の骨髄を移植された結果、ここからは赤血球はO型、血小板はAB型が輸血されることになりました。なんでそうなるのかいまだによく分かりません。

グランシリンジ投与
白血球を増やす薬です。移植された造血幹細胞が生着し、白血球を作り出すのをサポートします。

13:30 血小板輸血
私の場合、血小板を輸血すると、副作用でかゆみと発疹が出やすいので、その予防として、「ソルコーテフ」と「クロールトリメトン」という薬を事前に入れます。そのうちクロールトリメトンの副作用でものすごく眠くなります。この日も輸血中は眠くて意識がもうろうとしてました。

血液検査結果

この日の結果です。
項目名結果単位基準値前回比
白血球数(WBC)0.4103/μl4.5~8.5-0.3
ヘモグロビン(HGB)6.9g/dl14~18-0.1
血小板数(PLT)1.5104/μl13~40-1.7
好中球数(NEUT)0.28103/μl 2.23~4.35-

あいかわらず血小板の落ちが激しいです。

今回から芽球(Blast)の項目は省きます。骨髄移植をしたのでゼロです。ゼロでないと困ります。

その代わり、好中球(NEUT)の項目を加えました。好中球は白血球の一種で、体内に侵入した細菌や真菌に対処して感染を防ぐ役割を持っています。移植後、好中球数が0.5(×103/μl)以上の日が3日続いたら生着となります。

最後に

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