2012年5月16日

[5-16] 移植後14日目:熱の落ち着きと高熱対策

当時の日記

入院51日目、移植後14日目、断食9日目

体重51.8kg、体温は後ほど。朝の時点では熱は落ち着いていい感じ。まあまあ眠れたし。

【今日のメニュー】(漏れあり)
24時間フルカリック(栄養)
24時間モルヒネ(のどの痛み、下痢用)
24時間プログラフ(免疫抑制剤) 
AM?:?? テイコプラニン(抗菌剤)
AM?:?? ブイフェンド(抗真菌剤)
10:30グランシリンジ(白血球増加)
13:15フィニバックス
18:30アシクロビル
20:00 ブイフェンド
…寝てる間は分かりません。

16:00に測った体重が52.6kgで増えていたので、利尿剤投与。

体温の推移

下のグラフはこの日の体温の推移です。


午後に38℃台に上がっていますが、解熱剤を使ってからはそれ以上上がることもなく、微熱程度で安定していました。解熱剤を投与する感覚も長くなっています。どうやら数日続いた高熱が落ち着いたようです。

熱が39℃以上になったりしてつらかった時期は4~5日間くらいなんですが、ぐっすり眠ることができず、ずいぶん長く感じました。看護師さんも大変だったと思います。夜中に何度も呼ぶし、心電図モニターが汗ですぐ外れるし。

結局、この高熱はGVHDなのかどうかよくわかってません。私が訊いてないだけなんですけど。

我流、高熱の扱い方


高熱の数日間、体温を頻繁に測って記録していたおかげで、ある程度パターンをつかむことができ、どう対処していけばいいのか学習できました。あくまで私のこのときの場合の話ですけど、ざっとまとめてみました。

寒気が出てきたら熱が上がるサイン

さっさと布団に入って温かくします。

38℃を超えたらすぐ看護師さんを呼んで解熱剤投与

解熱剤は、投与してから効果が現れるまでに1~2時間の時間差があるので、さっさともらっとかないと、よりつらいことになります。

解熱剤投与後、布団などを体感に応じて調節

熱のピーク時はかなり寒気がするので、毛布を追加で使ったりして温めます。

解熱剤投与後、しばらくすると暑くなってきます。こうなってくると熱が下がってくるので、ムリして温かくせず、ちょうどいいように調節します。

汗をかいて熱を下げるという話がありますが、それはあまりよくなくて、発汗によって体力が消耗するし、脱水の危険もあるそうです。

こういうときは、首・わきなどをアイスノンや氷嚢で重点的に冷やすことで、熱冷ましをサポートします。私の場合、部屋の冷凍庫に常にアイスノンのストックがあって、ピーク時にはアイスノン2個、氷嚢2個を同時に使っていたこともありました。

最後に

熱が39℃や40℃のときは、何をやってもつらいものはつらかったのですが、パターンを読んで対応することで、心の準備ができましたし、多少は苦しさを軽減できました。

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