当時の日記
入院71日目、移植後34日目
体重49.4kg、体温(朝)36.7℃→ちょっと上がったが問題なし。
マルクやったところはやっぱり数日は痛むなあ。
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皮膚科の先生がやってきて、手足の皮疹を診ました。
現状ではGVHDかどうか断定できないらしい。
足の症状がひどいところから皮膚を生検。やっぱり麻酔の注射が痛い。血小板低いので、血が止まりにくかった。
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機能のマルクの結果、骨髄は特に問題なかったとのこと。ひとまず安心。
入院72日目、移植後35日目
体重48.?kg、体温(朝)36.8℃→特に変わらず。メシも食べられてるのに体重が減っていく…。どういうこっちゃ。筋肉が減ってるのかな。
手足の皮疹は少しおさまったかも。特に手はピークをすぎた感がある。
白血球はそう簡単には上がらないけど、ヘモグロビンは微増、血小板は横ばいということで、最近輸血やってない。
入院73日目、移植後36日目
体重47.7kg、体温(朝)36.7℃→変わらず。体重が順調に減ってる。やっぱり筋肉が衰えてるな。
最近の点滴メニュー
薬の多くが錠剤になったことで、点滴はかなり減った。カテーテルのルートも1つしか使ってないし。
- 栄養(ビーフリード) 24時間
- プログラフ 24時間
- 抗生剤 朝夕
入院74日目、移植後37日目
体重47.8kg、体温平熱。
手足の皮疹はかなりおさまって、かゆみも少なく楽になってきた。
かなり暇しとります。
看護師さんから、あと2週間くらいで大部屋に移動かもねと言われた。そろそろ荷物減らしていかないと。
皮膚科の診断…だけだと思ったら生検もした
ここ数日出ている手足の皮疹は、果たしてGVHDなのかどうかを判断するために、皮膚科の先生がやってきて診てもらいました。皮膚科の先生曰く、症状は接触性皮膚炎(接触皮膚炎 - Wikipedia)っぽいけど、両手足、両手首に同時に出てきているので、判断が難しいとのこと。
生検することに
より詳しく調べるために、皮疹の部分の皮膚を生検することになりました。生検というのは、患部を一部切り取って詳しく調べるというものです。左足内側の皮疹がひどい箇所の皮膚を採取することになりました。
まず局所麻酔の注射をしました。マルクの時もそうですが、これが一番痛い。実際に切っている時は、感覚があるだけで痛みはほぼありませんでした。麻酔がちゃんと効いていることを祈っているだけでした。切り取ったら、止血処理をして終了。ものの数分の出来事。
あとでその部分を見ると、直径5mmほど丸く皮膚が取られていました。
検査結果はおよそ1週間後です。
この日の診断
詳細は生検の結果待ちですが、この日の診断としては、- 接触性皮膚炎の可能性があるので、とりあえずスリッパを変えてみる。
- 今使っている薬は継続して使用していく。
その後
皮肉というか、良い事というか、生検の日が皮疹のピークだったようで、それ以上広がることはなく、かゆみ・赤みはおさまり始めました。血液検査結果
移植後35日目の結果です。項目名 | 結果 | 単位 | 基準値 | 前回比 |
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白血球数(WBC) | 1.8 | 103/μl | 4.5~8.5 | -0.5 |
ヘモグロビン(HGB) | 9.1 | g/dl | 14~18 | +0.4 |
血小板数(PLT) | 2.3 | 104/μl | 13~40 | -0.2 |
炎症反応(CRP) | 0.20 | mg/dL | 0.50未満 | ±0 |
白血球・血小板は苦戦中。
一方、調子がいいのが赤血球です。ヘモグロビンがどんどん上がっていく。網状赤血球数は5.1%(通常0.5~1.5%)で、ガシガシ作られているのが分かります。病気が発覚してから、輸血以外では下がる一方だったので、上がっていくというのはなかなか感動ものです。
その他体調
食事はちゃんと食べているのに体重が減りました。クリーンルームでの断食中でも50kg前後はあったのに、このころは48kg前後になっていました。(ちなみに身長は167cmほどです。)
入院生活も2ヶ月を超えて、筋肉が衰えたのだと思います。
体温はほぼ平熱を保っていました。
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