2012年5月31日

[6-5] 移植後34~37日目:皮膚生検

当時の日記

入院71日目、移植後34日目

体重49.4kg、体温(朝)36.7℃→ちょっと上がったが問題なし。

マルクやったところはやっぱり数日は痛むなあ。
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皮膚科の先生がやってきて、手足の皮疹を診ました。

現状ではGVHDかどうか断定できないらしい。

足の症状がひどいところから皮膚を生検。やっぱり麻酔の注射が痛い。血小板低いので、血が止まりにくかった。
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機能のマルクの結果、骨髄は特に問題なかったとのこと。ひとまず安心。
入院72日目、移植後35日目

体重48.?kg、体温(朝)36.8℃→特に変わらず。メシも食べられてるのに体重が減っていく…。どういうこっちゃ。筋肉が減ってるのかな。

手足の皮疹は少しおさまったかも。特に手はピークをすぎた感がある。

白血球はそう簡単には上がらないけど、ヘモグロビンは微増、血小板は横ばいということで、最近輸血やってない。
入院73日目、移植後36日目

体重47.7kg、体温(朝)36.7℃→変わらず。体重が順調に減ってる。やっぱり筋肉が衰えてるな。

最近の点滴メニュー
  • 栄養(ビーフリード) 24時間
  • プログラフ 24時間
  • 抗生剤 朝夕
薬の多くが錠剤になったことで、点滴はかなり減った。カテーテルのルートも1つしか使ってないし。
入院74日目、移植後37日目

体重47.8kg、体温平熱。

手足の皮疹はかなりおさまって、かゆみも少なく楽になってきた。

かなり暇しとります。

看護師さんから、あと2週間くらいで大部屋に移動かもねと言われた。そろそろ荷物減らしていかないと。

皮膚科の診断…だけだと思ったら生検もした

ここ数日出ている手足の皮疹は、果たしてGVHDなのかどうかを判断するために、皮膚科の先生がやってきて診てもらいました。

皮膚科の先生曰く、症状は接触性皮膚炎(接触皮膚炎 - Wikipedia)っぽいけど、両手足、両手首に同時に出てきているので、判断が難しいとのこと。

生検することに

より詳しく調べるために、皮疹の部分の皮膚を生検することになりました。生検というのは、患部を一部切り取って詳しく調べるというものです。

左足内側の皮疹がひどい箇所の皮膚を採取することになりました。

まず局所麻酔の注射をしました。マルクの時もそうですが、これが一番痛い。実際に切っている時は、感覚があるだけで痛みはほぼありませんでした。麻酔がちゃんと効いていることを祈っているだけでした。切り取ったら、止血処理をして終了。ものの数分の出来事。

あとでその部分を見ると、直径5mmほど丸く皮膚が取られていました。

検査結果はおよそ1週間後です。

この日の診断

詳細は生検の結果待ちですが、この日の診断としては、
  • 接触性皮膚炎の可能性があるので、とりあえずスリッパを変えてみる。
  • 今使っている薬は継続して使用していく。
ということになりました。

その後

皮肉というか、良い事というか、生検の日が皮疹のピークだったようで、それ以上広がることはなく、かゆみ・赤みはおさまり始めました。

血液検査結果

移植後35日目の結果です。
項目名結果単位基準値前回比
白血球数(WBC)1.8103/μl4.5~8.5-0.5
ヘモグロビン(HGB)9.1g/dl14~18+0.4
血小板数(PLT)2.3104/μl13~40-0.2
炎症反応(CRP)0.20mg/dL 0.50未満±0

白血球・血小板は苦戦中。

一方、調子がいいのが赤血球です。ヘモグロビンがどんどん上がっていく。網状赤血球数は5.1%(通常0.5~1.5%)で、ガシガシ作られているのが分かります。病気が発覚してから、輸血以外では下がる一方だったので、上がっていくというのはなかなか感動ものです。

その他体調

食事はちゃんと食べているのに体重が減りました。クリーンルームでの断食中でも50kg前後はあったのに、このころは48kg前後になっていました。(ちなみに身長は167cmほどです。)

入院生活も2ヶ月を超えて、筋肉が衰えたのだと思います。

体温はほぼ平熱を保っていました。

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